14ページ【9日目 その1】
サンタ・エレーナの「Hostel Monteverde Backpackers」1泊の朝は,バックパッカー用宿泊施設らしく自分たちで朝ごはんを調理して,いただきました。ちなみに7人のうち,しっかりと朝ごはんを食べるのは我々敬老会チームだけで,日頃の習慣通りに食べるのでした。
なので,母君をはじめとして,朝の習慣はコーヒーを飲むこと,という面々に付き合って,「Hostel Monteverde Backpackers」を出たあとは,昨日見かけた「観光案内所」の隣辺りにあるコーヒー屋の「Cafe Monteverde」に入り,コーヒーをいただきました。
これについては「満腹探検隊」の「コスタリカ旅行特集」の「Cafe Monteverde(カフェ モンテベルデ)」のページへどうぞ。
さて,コーヒーを飲んだあとは,車で走ること15分あまり,モンテベルデの最初の目的地の「クリカンテ保護区(Curicante Reserve)」に到着。
しかし,ここで問題が。
この「クリカンテ保護区(Curicante Reserve)」は私有地らしく,個人が土地を持っていて,そこを解放して自然観察を行っているということですが,ここに入るには入場料はもちろんですが,パスポートや免許証などの身分証明書の提示が必要ということでした。
そんなことは知らなかったので,一応自分は日本の運転免許証は財布に入っていましたが,パスポートは母君宅の金庫の中だし,何も持っていない面々もいて,結局全員まとめてここには入れないので,ここへの入場はあきらめたのでした。
そこで,ガイドさんのすすめで,代わってもうちょっと先にある公設の保護区「モンテベルデ保護区」に行くことに。
まずは「Centro para Visatantis Harriett Powell(ハリエット・パウエル・ビジター・センター)」で受付をして,最初にお土産や喫茶コーナーのあるところに入っていきます。
入るともうあちこちに鳥もいます。
そして,「ほら,あれあれ」と言われて見てみると,これはアグーチ,いや,しっぽが長いのでハナグマだったのか。すぐに茂みの中に入っていってしまいました。
そしてここにはハチドリ用の蜜が用意してあって,ちょうどハチドリの朝ごはんの時間なのやら,たくさんのハチドリが寄ってきていました。
人間慣れしてるというのか,エサがもらえるので気にしていないというのか,たくさんのハチドリが群がっていましたね。
人間ならまるで居酒屋の立ち呑みカウンターみたいな感じで,たくさん集まっていました。
母君宅では緑色のハチドリしか見ませんでしたが,ここにはやや大きめの青い色のハチドリも見ることができました。実にきれいな色です。
よく見かける黄色い鳥もやって来ました。
ハチドリ君のホバリングも撮影。
トレイルに入る前にもいろいろな生き物にお目にかかります。
左:大きな蜂の巣でしたか。
中:小さなカエル。昨日の「カエル博物館」での学習によれば,小さなカエルにはたいてい毒があるとか。
右:木の枝にいるトカゲ。いや,日本のトカゲのように人影を見るとあっと言う間に逃げて行ってしまうものとは違い,のんびりと木の枝につかまっています。
上は入り口にあった「トレイルマップ」です。全長は13キロ。
左は実際に自分たちが歩いたGPSの軌跡なので,我々は西側のほんのちょっとを歩いただけ。
ちなみに,我々のたどり着いた一番奥には「トレイルマップ」にも表示されているように滝があり,ここまで行って,ここから引き返したのでした。
それでもこれだけでおそらくは全部で2キロくらいは歩いたでしょう。
3時間近く歩いたのですから全体を巡るとなると1日では終わりません。
途中で出会った蝶。
左は蜘蛛の巣。音が鳴ると蜘蛛が出てくるとかで,ガイドさんが指を鳴らすと出てきました。
出てきた瞬間は撮り損ねましたが……
右はこのトレイルツアーでの北の端の滝。
一番奥の滝のところにはテラスがあって,周りを見渡せたので,パノラマ撮影。
と言っても,ひたすら緑色。
この写真の大きな画像(縦800ピクセル)はこちらのページです。
しばらくすると猿がいるとのこと。樹上にかなり向こう側。持って来たカメラの望遠レンズは300ミリ程度なので,あまり大きくは写らないし,しかもオートフォーカスのままにしていたので,手前の木の枝にピントが合ったりと,撮影に一苦労。事前にマニュアルフォーカスの練習をしておけばよかったですね。
さて,コスタリカには4種のサルがいるそう。
マントホエザル,クモザル,ノドジロオマキザル,リスザルの4種類ですが,ここでは2種類にお目にかかりました。
ここに現れたのはクモザルでしたか。
帰り道でガイドさんが鳥の巣を発見。
5分も待てば親鳥がエサを持ってもどってきますよ,と言われたのでしばらく待つと確かにもどってきました。
最初に見かけたあの頭と胸の黄色い鳥のようです。
こんなにトレイルに近いところで,人もよく通るところに巣を作るのも珍しいことですとガイドさんが言っていました。
この巣の形自体が壺のようになっていて,一羽しか入れないような構造であり,日本では見かけたことのない巣の形。
さらにもどるとまたもや猿に遭遇。
先ほどと違う種類で,今度はノドジロオマキザルのようです。
のどの辺りが白っぽく,しっぽがくるりと曲がっています。
コスタリカにいる猿のうち,2種類を見たということになります。
こうやって3時間ほどの自然観察ツアーが終了。
ガイドがいることで説明も聞けるし(K女史が通訳),自分たちだけだと見つけられなかったかもしれない鳥でも猿でも教えてもらって見ることができて,とてもいいツアーでした。
このあたりは熱帯雨林(Rainforest)というのではなく雲霧雨林(Cloudforest)と呼んでいるようで,確かに森でなくとも年中雨が降り,湿気が多く,霧がかかり薄暗く,まさしく雲と霧と雨に囲まれた森でした。
左はトイレにあった手拭き用の紙。
最初どのように出すのかと思ったら,表面に説明があって,ひじで押すとのこと。なるほどやってみると紙が出るのでした。
多くのトイレにこの手の紙が用意してありましたが,どうももったいないのじゃないかとついつい思ってしまいましたね。日本によくあるような電気式の手を乾かすドライヤーの方がエコですねえ。
右はゴミ箱。
分別は5種類もあり,これはさすがエコツーリズムの国。
左から「生ゴミ」「梱包物(プラスチックボトル・パック)」「アルミニウム」「ガラス」「普通ゴミ」となっているようです。
このあとはしばらく「Cafe Colibri」で休憩。コーヒーブレイク。
「Colibri」とはスペイン語で「ハチドリ(ハミングバード)」。まさしくこの地にふさわしい店名。
ここでのコーヒーブレイクについては「満腹探検隊」の「コスタリカ旅行特集」の「Cafe Colibri(カフェ コリブリ)」のページへどうぞ。
さてこの日の主要な行事も終わり,あとはアレナル湖方面を目指します。
美味しい昼ごはんを食べに…
続きは15ページへ。
朝のコーヒーは「満腹探検隊」の「コスタリカ旅行特集」の「Cafe Monteverde(カフェ モンテベルデ)」のページへどうぞ。
昼のコーヒーブレイクについては「満腹探検隊」の「コスタリカ旅行特集」の「Cafe Colibri(カフェ コリブリ)」のページへどうぞ。
GPSレシーバーの記録をグーグルアース(Google Earth)上に表示したものです。
サンタ・エレーナからモンテベルデ保護区へ。
真ん中辺りに最初行った「クリカンテ保護区」があります。
モンテベルデ保護区での我々のトレイルウォークの軌跡です。
コーヒーブレイクの「Cafe Colibri」も表示されています。
前のページにもどる
もくじにもどる
次のページにいく
Prince Kochan's Productionのトップページ